楽しいだけじゃ意味がない絶対的な安全を求めて

プールWAI”わいわいジャングル”

OUTLINE

プロジェクト概要

夏は多くの人で賑わう“プールWAI”。1989年の開業以来初めての新施設となったのが初の新施設となったのがこの“わいわいジャングル”です。小学校低学年が遊べるスライダーアトラクション。シンボルとなる大きなバケツからは2,300リットルもの大量の水が放出される、遊ぶ子どもも周辺から見る大人も楽しめるアトラクションの導入プロジェクトです。

“わいわいジャングル”

MEMBER

メンバー

  • 1992年入社
    アミューズメント事業本部
    統括部

    K.A

  • 2013年入社
    アセット戦略部
    ファシリティ技術課

    N.O

  • 2019年入社
    アミューズメント事業本部
    統括部 総務課

    K.Y

わいわいジャングル座談会

ターゲットの小学校低学年だけでなく
全世代が楽しめる遊具に

K.A
はじまりは、社の成長戦略の一つとしてプールを拡張して日本一と銘打てるスライダーを新設するという発表だったよね。
N.O
もともとあったジェットコースターを取り壊してつくるという規模の大きいプロジェクトという印象を持ったのを覚えています。
K.A
もともとよみうりランドの“プールWAI”には、小学校高学年〜大人が楽しめる二本のスライダーと幼児向けのアンパンマンプールがあったのですが、アンパンマンプールを卒業した小学校低学年のお子様のためのアトラクションがありませんでした。そこで大小5本のスライダーと70を超える水遊びのギミックが楽しめる、わいわいジャングルをつくったんだよね。
K.Y
そうですね。結果、わいわいジャングルで遊んでいるお子様だけでなく、周りで大人が見ていても楽しいアトラクションとなりました。繁忙期にはスライダーの列が施設外まで伸びて、大量の水が放出されるバケツの落下点には何十人もの子どもが集まる人気の遊具となったのです。楽しいという声をお客さんからたくさんいただくと同時に、プールWAIの来場理由がわいわいジャングルだというアンケートデータが集まるほど好評なアトラクションとなったのは嬉しかったですね。

最初から最後まで自分たちでやる
だから自分ごととして
仕事に取り組める

K.A
今回集まった3人の役割を説明しますと、私はそもそもどんな施設にするかといったアイデアの発案や選定、全体の統括をする役割ですね。
N.O
私はプロジェクトを主体的に動かして、関係各所の協力を得ながら設置までを目指す役割。加えて、安全管理課での経験を活かし設計を担当しました。そしてこのK.Yの主な役割は、導入後の施設運営。
K.Y
実際は私たち以外にも多くのメンバーが関わっていますが、今日は代表して私たち3人でお話しします。このプロジェクトがうまくいったのは、縦割りのチーム編成ではなく、技術、運営、システム、プロモーションに特化したメンバーがひとつのチームに存在する横串型のプロジェクトチームだったことですかね。
N.O
個人に求められるレベルは縦割りではないぶん高くなり、責任も増すけれども、スピード感は断然速くなります。
K.Y
あと、わいわいジャングルを導入したメンバーがそのまま運営に入ったことも、すごく意味がありましたよね。もし導入と運営でメンバーが違っていたら、設置の際に、導入後の運営面をここまで考えられなかっただろうし、運営メンバーも何かあったら他責思考になってしまい、導入したメンバーの責任にしてしまうかもしれない。日々よりよい遊具へと改善するサイクルをずっと回そうと思うなら、導入と運営が同じチームのほうがよいと思いますね。そしてそれがお客様の満足度向上につながる。
N.O
今回のプロジェクトチームが、毎年プールを運営してきたメンバーであったこともプラスに働きましたよね。
K.Y
確かに全社からいきなりメンバーを集められ、わいわいジャングルをつくっていたら、こうはうまく行かなかったはず。
K.A
そもそも遊園地事業部にプールの部署や課は存在しません。毎年チームが結成され運営しています。だからこそ、円滑かつスピード感をもって任務を遂行できたのだと思います。

楽しいだけならどこにでもある
絶対に譲れなかったのは、
とにかく安全

K.A
大きな壁は“最高に楽しい”と“絶対安全”の両立。先ほど話が出たように最高に楽しい遊具プランはできたものの、メーカーの既製品に”絶対安全”を追求することには苦労しました。そんな中、出会ったのが日本初導入の新素材「LifeFloor」でした。一般的にわいわいジャングルのようなウォーターアスレチックは水深が20~30㎝あります。しかしこの素材を床材に使えば水深ゼロcmが実現できる。水深ゼロcmなら当たり前ですが、溺れる心配がないんです。
N.O
他にも少ない人数のライフガードでスタートとゴールを目視できるよう、スライダーの到着地点の向きを変えました。細部に至るまで安全を追究した結果ですね。こうして複数メーカーの製品を組み合わせた当社独自の安全仕様のウォーターアスレチックが完成しました。
K.Y
運用面でも安全への配慮は欠かしませんでしたね。実際、想定していなかった遊び方をするお客様もいらっしゃいます。これらは動線を制御したり、呼びかけで対応していますが、今後も営業を続けながらPDCAを回し満足度の高い、安心安全なオペレーションを模索し続けることになるでしょう。
K.A
とにかくハードとソフトのすべてで安全を実現するために、とても苦労をしたよね。

プールチームのメンバーは熱い!
代々受け継がれてきたスピリット

K.A
よみうりランドのプールチームの強みは“熱意”ですね。とにかく、ここのメンバーは熱い。
N.O
“熱意”については、かつてプールを引っ張ってきた先輩たちから受け継がれているものかなと思います。具体的に何かを教わった訳ではないですけれど、その人の背中を見て「できるかぎりやれることは、自分たちでやる」というプールチームイズムが身についたんだと思います。自分でやれば、非効率な時もあるけれど、確実に責任を持てる。失敗したときも納得がいく。そんな考え方がプールメンバーの根底にあるよね。
K.Y
自分もN.Oさんの背中を見て、それを受け継いでいますよ(笑)。N.Oさんは口下手なので、文字通り背中を見て育ちました。このプールチームイズムみたいなものは伝染するんだと思います。
K.A
本当にプールチームの仕事って大変なんです。毎年プールの季節が近づいて来ると、担当をするのは今年で最後にしようと思う。でも夏前から大変な思いで準備をして、本番が来る。その時の達成感がすごいんです。やり切った感がある。そういったやりがいが原動力になるんだと思います。

PROJECT EPISODE

プロジェクトエピソード

大人なのに大はしゃぎ
“遊びが真ん中”にある仕事は楽しい

オープン前、広告用の動画撮影のためにN.OとK.Y、その他数人の新入社員で、誰よりも先にわいわいジャングルで遊びました。そのときは寒かったけれど、とっても楽しかったです。また、よみランCLUB会員特典としてオープン前に抽選で実施した2日間の先行体験にて、楽しく遊んでいる様子を見たときも大きな達成感を感じることができました。オープン後に「バケツの水がすごかった」「親子で遊べてうれしい」という声が聞けたのもうれしかったです。

SIDE STORY

サイドストーリー

チームワークの秘訣は、
シンクロナイズドスイミング!?

実はプールチームのメンバーは2007年からシンクロショーをお客様に披露しています。これは週に4回、プールの水中点検をする際に、ただ点検をしていても面白くないので、何か人を楽しませることをしたいという遊び心から生まれたもの。これがプロジェクトを成功に導いた秘密かも?!

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